憑き御寮 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)
職人の死に顔は、笑っていたそうだ。広告代理店勤務の高沢春菜が博物館展示の視察に訪れた、かつての豪商・藤沢本家。屋敷ではふたりの職人が、帯締めや振り袖を首に巻き付け不審死を遂げていた。春菜は因縁物件専門の曳き屋・仙龍に相談する。そこには彼の父すら祓えなかった呪いがあった! 仙龍は自らの命を賭して、『死の花嫁』にとんでもない奇策を仕掛けるが――!?(講談社タイガ 内容紹介より)
タイトル | 憑き御寮 |
著者 | 内藤 了 |
シリーズ | よろず建物因縁帳 第3巻 |
鈍感は最強の防御『長坂 金満』
春菜ちゃんの天敵、長坂金満、通称パグ男。
名前通り金の匂いあらば
怨霊がいようが猪突猛進向かってゆき
高確率で事態をややこしくする稀有な才能の持ち主。
ちょっとした悪霊だったら
踏みつけて除霊してしまいそうな
生命力に満ち溢れているところが結構好きです。
今作でも冒頭から
いきなりラスボスの封印を解禁する飛ばしっぷり。
長坂先生の勇姿をぜひご覧ください。
個人的見所
- 春菜ショック!仙龍の隣に親しげな超絶美女
- コナンもビックリ。災厄ホイホイ長坂パグ男
- 死してなお、色濃く残る美女の怨念